有限会社佐藤製麺所

麺へのこだわりconcept

原料について

小麦粉にはグルテンの量や性質に違いがあり、様々な麺に適した小麦粉を厳選し使い分けております。アメリカ、カナダ、オーストラリア、国産の小麦を大手製粉会社から仕入れ、独自にブレンドし佐藤製麺所の中華麺、うどん、そば などを製造しております。
※ グルテン・・・小麦粉に含まれるたんぱく質の一種であるグリアジンとグルテニンが水を加えて練ることで強く結びついて成生されグルテンになります。麺のコシを作る最も重要な働きをするのが、このグルテンなのです。

ミキシング

小麦粉と水とを均一に混ぜ、グルテン形成が容易な状態に近づけます。その後、捏ねつづけ、生地にグルテンの網状構造を形成させます。ミキシング最中、後の生地状態、生地温度をこまめに確認し納得の上、この工程を終了します。また当社では常圧ミキサーにこだわり、生地に余計は負担をかけずに小麦粉の風味を大切にする麺づくりにこだわっております。

複合機

そぼろ状になった生地を1対のローラーの間を通し帯状の生地(麺帯)を形成し合わせ、複合します。麺帯を複合させることで、グルテンの形成はより強くなります。当社では通常2回、場合によっては3回合わせます。回数が多いと生地に負担がかかるので、ロール間隔を調整しながらグルテンを引き出していきます。この工程にも熟練の技術が求められます。

麺帯熟成

複合工程の後(もしくはこの先の圧延工程の途中)で麺帯を休ませます。グルテン形成の助成と複合工程で硬直したグルテンの構造緩和を行います。様々な種類の麺を取り扱っている当社では、それぞれに対応した熟成時間、方法を把握し行っております。

圧延

複合工程でできた麺帯を目的とする厚さまで薄く延ばします。何種類かのロール径のロール機に通すことで生地形成を行いながら、圧延によりグルテンは統合し引き伸ばされ、より強い網状組織になっていきます。当社では5種類のロール径を使用し圧延しております。

切り出し

麺帯を麺線にカットします。麺線の幅が決まる切刃番手を多数取り揃えており、様々なお客様のニーズに対応しております。

麺線熟成

製品によってですが1日~3日熟成させます。主に生中華麺に対して行われ、適切に熟成をしてあげることで食感や風味がアップします。

包装・箱詰め・出荷

製造と同様、常に衛生的な管理の上で包装、箱詰めを行い、日常点検を実施し検品にクリアした製品を出荷しております。
配送は製麺の知識のある社員が行い、いつでもお客様のお問い合わせに対応できます。